池袋古書館でまた買ってきますた6冊目の
『日本映画ポスター集』(ワイズ出版)。

今回は『アナーキー篇?アヴァンギャルド』

『?』は70年代成人映画特集で実に楽しめる本だったの
だけど、こっちはなんとなく敬遠してた。小難しい
前衛映画特集みたいな雰囲気なんだもん。表紙になって
いるのは実相寺昭雄の『無常』だし。表4は
『ダイナマイトどんどん』が小さく載ってるし。この辺の
路線って、あんま興味ないんだよなー。

で、買ってみてわかったんだけど、これ表紙とタイトルが悪すぎる。
全く中身が伝わらない。高価な本で、中を見られない書店も多い
(ネット書店もしかり)のに、これはマズいよ。

中身はアヴァンギャルドでもなんでもなくて、60-70年代の
エログロ映画及び成人映画特集(だいたい『無常』も
『ダイナマイト』も中身に収録されてないじゃん!ひでえ!)

代わりに並んでるのは新東宝大蔵映画や大映、東映のエロス&
キッチュな素晴らしい作品の数々。これこれ、これが欲しかったん
だよわしは! こーゆーのちゃんと表紙に使えよ! なにカッコ
つけてんだよワイズ出版! エログロ映画バカにしてんのか!

ページをめくるたびに、この時代の新東宝や東映がどんだけ
狂ってたか
というのが如実にわかる。東映なんて成人映画指定
でもないのに女の人がオッパイ丸出しだぞ(まあ史料によると
この路線には当時の東映内部からも批判噴出だったそうだけど、
そんだけ70年代のポルノブームってものは凄まじかったのだ)。

もうわしなんかタイトルとキャッチ見るだけでうっとり。

・恐怖のガス死刑!密室の断末魔!近代謀略戦の正体を衝く!
(『地下帝国の死刑室』 新東宝)

※主演・宇津井健、池内淳子

・血を見て笑う女!花嫁衣裳を着た悪魔!
(『黒い乳房』 新東宝)

※主演・菅原文太、池内淳子

・女はくの一、抱いてはならぬ武器を持つ!
    おとこ忍者と激突するセックス忍法!

(『くノ一化粧』 東映)
※監督・中島貞夫。共同脚本は倉本聡!

・逆立ち競場にスタミナテスト!取っておきならワカメ酒!
                高校生芸者のハレハレサービス!
(『高校生芸者』 大映)


・全編三分の二が拷問・刑罰・愛欲シーン
     強烈無比、衝撃のエロチシズム大作
(『徳川女刑罰史』 東映)

※監督・石井輝男。由利徹、芦屋雁之助、小池朝雄など男優が豪華

・リンチにうめく白い肢体!人肉の市場に青春をすりへらす雌犬の群!
(『肉体の門』 日活)

※監督・鈴木清順。主演・宍戸錠

・10でズベ公、15でアネゴ、今じゃジュクのスケ番長、
                  くいついたらはなさない!
(『すっぽん女番長』 ダイニチ)


いやー萌える!

他にも大蔵貢総監督超大作ポルノ『人類の性典』、横尾忠則が
タイトルデザインを担当した『にっぽん'69セックス猟奇地帯』
渥美マリ主演の大映ピンク『いそぎんちゃく』『でんきくらげ』
エクスプロイテーションの天才・鈴木則文の『温泉みみず芸者』
『徳川セックス禁止令 色情大名』
、若き日の松坂慶子のミニスカ
白衣姿がまぶしい『夜の診察室』、梅宮辰っつぁんの『ポルノの帝王』
多岐川裕美のデビュー作『聖獣学園』、伊吹吾郎の『下刈り半次郎
(秘)観音を探せ』
など日本のカルト映画満載。もちろんカルトの
傑作『〇課の女 赤い手錠』もあるぜ!

こーして見ると、70年代くらいまでの日本映画界は、ほんと
いい意味で貪欲でデタラメで胡散臭いパワーがあったんだなあ。

最後にカメヲタ的独言。東映ポルノ『処女監禁』という映画、
裸の女の人(巨乳だ!)を囲むようにアサヒペンタックスの
レンズ(多分SMC 200mmF4)がブランド丸出しでデザインされて
いるのだけど、当時アサペンはクレーム付けなかったのかねえ。
タイアップとも思えないけど、やっぱり当時は今みたいに
そーゆーことウルサイ時代じゃなかったんだろうね…

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原始人的レンズ調整法

Posted at : 2006年 / 09月 / 16日
【×××注意!!!×××】

以下の記事は、とあるトンチキが夢の中で書いたものです。
内容にはなんの合理的根拠もなく、よもやと思いますが
万一真似とかすると重大な事故に繋がる可能性が高いです。
決して真似しないよーに。


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久しぶりに買った高級レンズEF-S17-55mmF2.8 IS。
だがどーも当初は調子が良くなかった。

まずAFの精度が異様に悪かった。そんなに厳しい条件でも
ないのに、やたらと外す。次に接点の接触が悪かった。
電子接点の接触不良を示すerrOOが頻発。

で、実はこの原因にも心当たりがあった。
買ってすぐテスト撮影に出たのだけど、その時ショルダー
バッグに詰めてチャリ漕いでたのだ。このとき、バッグを
路上の看板だか何かにぶつけてしまったのだ。そらもう、
盛大にガッツンと

以来、わしのEF-S17-55mmF2.8 ISは上記のような異常な挙動を
見せるようになり、わしのココロをたいへんに痛めていた
(まあ100%わしが悪いのだが)。

ところがだ。
先日の撮影の時、わしはまた大ポカをやらかしたのだ。
EF-S17-55mmF2.8 ISを小さなサブバッグに入れて撮影していた
ところ、きちんと中に収まっていなかったとみえ、やおらポロリ。

グシャッ

という背筋の寒くなる音と共に、レンズはコンクリの地面に激突。
居合わせたモデルちゃんも編集者も思わず凍りつく衝撃音だった。

(ああ、逝った……)

半ば覚悟しながら、わしはレンズを拾い上げ、仕事が終わった後で
チェックした。何しろ大口径の重いガラスの塊だ。しかも超精密な
超音波モーターや手ブレ補正機構がびっしり詰まっている。
壊れていないワケがない。

おや。
ちゃんと動くな。うまいことキャップかフードがガードになった
ようで、鏡筒にアタリもない。うん、まあ、でも内部にダメージが
来てるかもしんないしな。ますます挙動が怪しくなってるかも…

あれ。
なんかAFビシビシ合うし、err00も全く出なくなったよ?
ん、もしかして、調子の悪いテレビはぶっ叩けば直るってアレか?
いいのかこんなスーパー精密光学機器がそれで?

まあ一ヶ月いろいろテストして、昨日の撮影も200カットくらい
撮ってノートラブル、ピントも9割がた合ってたので、
直ったんだべな。こんなこともあるんだなあ。

あるのか?


(EOS20D + EF-S17-55mmF2.8 IS)

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