PE-381SG

Posted at : 2007年 / 11月 / 23日


カメラを撮ろう特別編はちょっと昔のグリップストロボ、
ナショナルストロボットPE-381SG。
1983年の発売以来、急速にハイテク化が進むカメラの進化を尻目に
つい数年前まで量販店でも普通に売られていた超ロングセラーだ。
機能の割りにお値段も手ごろで、中型のカメラバックにもどうにか
納まる大きさだから、ちょっとした取材にとても便利な汎用
ストロボだった。

対応画角は28mm。ガイドナンバーは38。
付属のワイドパネル使用で20mm(GN22)、テレパネル使用で135mm
(GN64)に対応する。んだけど、残念ながらわしゃ両方のパネルとも
なくしてしまった^^ 変わりにルミクエスト用のベルクロを付けてる。

本体は単三電池6本で稼動。積層電池、単二バッテリーパック、
ACコードと三種類の外部電源を別売りで選択でき、わしはもっぱら
単二パックを使っていた。

狭い部屋での取材やブツ撮りの時アンブレラを付けられるように
SDのアンブレラホルダーも付けてるっす。ブラケットでカメラに
直結して外光オートで使うのが基本だけど、別売りの長〜いシンクロ
コードを使って、モノブロック代わりに使う人も多かったと思う。
グリップの底にはネジ穴が切ってあるので、そのまま三脚の雲台に
取り付けることもできる。グリップストロボは応用範囲が広いのだ。



バウンスはかなり自由度が高いけど、残念ながら真後ろには
向かない

【訂正】真後ろにも向きます。



そのまま背面から。
ヘッド部分にデータ表示があるのはグリップストロボのお約束。
もっと昔のモデルだとダイヤル式の計算盤だったりしたけど、
こいつは照明装置付きの大きくて贅沢な液晶パネルを装備。もう
十年使っているが、表示もまだまだクッキリしている。寿命の長い
液晶だ。

対応F値は1.4から16まで幅広い。対応感度は50から800まで
1/3段刻み。電源を入れるとデフォルト設定はF8になっていて、
Fキーを押すと一段ずつ数値が下がっていく。このあたりは
実用に即した、よく練られた設定だ。電源スイッチをOFFではなく
MEMORYというモードに入れると、自分で設定した感度とF値を
内臓メモリに保持したまま電源を切ることができる。

右端上の小さなボタンは、サウンドモニター。
純正品と違ってチャージや適正露光の可否をファインダーで
確認できないため、ピッピッという電子音で教えてくれるのだ。
適正露光のときはピーッと長く鳴る。場面によってはちょっと
やかましいw
ただモノブロック代わりに使う時は気分的にもなかなかヨイw
時代を感じる機能ですな。



♪あっかる〜いナッショッナ〜ル
なつかしのナショナルマークがまたレトロな味。
70年代までは東芝やフィリップスといった家電メーカーが
ストロボの大メーカーでもあった。結局家電屋で最後まで
頑張ったのはナショナル/パナソニック。といっても
ナショナルストロボを実質的に作っているのは大阪市にある
ウエスト電機だ。

もちろん古いだけに不便な点もある。

ストロボ側のシンクロ接点がナショナル独自の規格なので、
専用コードしか使えないというのは残念だった。

また、フォーカルプレーンシャッターの場合、推奨シャッター
速度は1/60秒以下。基本的にそれ以上速くすると幕切れ起こします、
と説明書にある。うーむ。幕切れて。一眼レフの幕速が遅かった
布幕横走り時代の説明がそのまま残されてるのね。このへんは
不便というか、昭和丸出しだ。

ちなみに、もちろんこいつはデジタル一眼にも使えるので
(ただしシンクロ端子装備の機種に限る)、EOS20Dでチェック
してみたところ、同機のシンクロ速度1/250まで幕切れは確認
できなかった。

てことで最後はニコンFE2とのセットで80年代カメラ小僧の
雰囲気を再現(ナニソレ)w


付属のブラケットは止めネジだけではなく、板自体にもネジ穴が
切ってあり、グリップ本体も含め三箇所から、三脚に付けるいちばん
バランスのいい位置を選べる。いちいち気が利いているのだ。

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