児童買春・児童ポルノ禁止法の改正を議論する自民党の小委員会
(委員長・森山真弓元法相)は7日、党本部で初会合を開いた。
18歳未満を写したポルノ画像や写真を販売・提供目的でなく所有
する「単純所持」について、同法で新たに禁止する必要性があると
の認識で一致した。

 小委では冒頭、森山委員長が「法案作成当初から単純所持も何とか
しなければと思っていたが、その後のインターネットの普及で、
いよいよ何とかしなければいけなくなった」とあいさつ。政府側
出席者からは、07年の内閣府世論調査で、国民の約9割が単純
所持を規制すべきだと回答していることや、主要各国の取り組み
状況が説明された。【磯崎由美】

3月7日17時51分配信 毎日新聞
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やれやれ、またおっかない法律ができそうですなあ。

何がおっかないと言って、「ポルノ画像」の定義があいまいなこと。
まあ素っ裸のエロ写真や動画は当然ダメとしましょうか。
それはいい。

さてそれでは水着はどうか。
ビキニはよし、Tバックはダメとかいちいち司法が判断するのか。
アニメは? マンガは? 誰かがペンタブで描いた落書きは?
親戚の子がプールで遊んでいるホームビデオは?
17歳の少年が上半身裸で踊っているDVDは? それもダメなら
ジャニーズ事務所は廃業だねw おっとまさか対象は女児のみ
なんて言わないよねフェミニストの皆さん? ペドフィリアに
とっては男児も立派な性的対象だそうですぞ。性差別はよくない。

要するにこの法律は、拳銃や麻薬よりはるかに簡単に手に入る、
かつ定義づけが極めてあいまいなデータひとつで、国民の誰でも
をいつでも逮捕できる法律というわけだ。

会社に気に食わない上司がいるとしよう。誰かが手頃な画像
(そうだな、今でも普通にDVDが買える鈴木清順監督の映画
『ピストルオペラ』のキャプチャー画像なんかでもいい)を、
そいつのPCのどっかわかりにくい場所にコピーして、いやいや
プリントアウトを一枚引き出しの奥に放り込んで、あとは
警察に「密告」すれば、それで立派な犯罪者の出来上がりだ
(もちろんこんな工作それ自体も立派な違法行為だけどね)。

「知らなかった」「記憶にない」と言ってもムダだ。自分の意思で
ダウンロードしたものじゃない、なんて誰にも証明できないからだ。
「持っている」事実があれば、それで彼はもう犯罪者なのだ。

警察の仕事もうんと楽になる。どこのどいつであろうとも、
「児童ポルノ所持の疑いがある」という錦の御旗があれば、
家宅捜索もPCや携帯電話の覗き見も思いのままだ。国民の
プライバシーなんか、子供たちの幸せのためには些細なことさ。
ね?

芸術やエンタテインメントを楽しむにも、今後は注意が必要だ。
ルイ・マル監督の映画『プリティ・ベイビー』や、世界的写真家
イリナ・イオネスコの作品集なんか所持している変態の非国民は
いませんか? タイホされますよ? ご用心ご用心。

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