『ネバー・サレンダー 肉弾凶器』

Posted at : 2008年 / 09月 / 28日
いつまでたっても抜けない塩分にもかかわらず、いつの間にやら
全米で(すなわち世界で)最高のギャラを取るプロレスラーになって
しまったジョン・シナ初主演映画。

そのものズバリ『THE MARINE』(海兵隊員!)というヒネリもなんにも
ないタイトル。そのタイトルバックでシナが礼服とバカ面で敬礼する
オープニング。「肉弾凶器」という80年代フナイビデオ臭漂う
素晴らしい邦題などなど、もう映画が始まる前からお腹いっぱいの
バカっぽさにウンコ映画マニアの血が騒ぎます。もちろん地上波
初放送は木曜洋画劇場ですよねテレ東さん!!

もう客はデートで来る十代のアホガキ! と非常にターゲッティングの
しっかりした映画でありまして、その本道から一ミリもズレない作りが
実に痛快。

命令不服従で除隊になったスゴ腕海兵隊員シナが、旅行先でたまたま
出くわした強盗団に女房を誘拐される。野っ原と湿地以外なんにもない
ド田舎を舞台に(おカネがかからない!)、シナの孤独な追跡が始まる!

ストーリー、以上!
小卒程度の学力でカンペキに理解できる範囲からハミ出しては
いけません。細かいところにおカネはかけられませんが、その
代わり、カーチェイスと爆発にだけは予算惜しみません!

悪役は『T2』のロバート・パトリックと微妙な大物感がまた最高。
不屈の闘志で追ってくるシナに三下悪党が思わず「まるで
ターミネーターだぜ!」とつぶやくと、パトリックがジロリと
にらむなんてしょーもないギャグも忘れない心配りが映画の
安っぽさに拍車かけまくりです。もちろんラストは最強シナを
相手に手もなくヒネられます。歯ごたえゼロ! くっっっ!

でも頑張れシナ! ビンスに頼んでもっとこういう映画作ってもらえ。
できれば年に一本くらいのペースで。で、いつしかプロレスを忘れて、
ドルフ・ラングレンかチャック・ノリスくらいのクラスのスター
俳優になってハリウッドで頑張れ。お前プロレス向いてねえから!


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