『ジャスティス』

Posted at : 2008年 / 11月 / 26日


スターチャンネルクラシックでアル・パチーノ主演、1979年の映画。

わし、この映画はポスターしか見たことなくって、てっきり社会派
法廷映画かと思ってたんだけど、ずいぶんイメージ違ったな。
どっちかというと、「弁護士よもやま物語」的なコメディノリの作品。

確かに終盤は重いシーンが畳みかけられてくるんだけど、そこに
至るまでは、アメリカの弁護士生活の悲喜劇を素描風に描いた
いたって軽いタッチなのだ。テーマ曲なんて、当時の刑事ドラマの
OPみたいな軽快なソウル風だし。

腐敗した人間の屑のような判事と、パチーノ演じる庶民派熱血弁護士。
二人はとある事件から個人的に激しく憎み合っているが、あるとき
その判事が強姦で告訴される。判事は、なんとパチーノに弁護を
依頼してくる。彼の清潔なイメージが有利に働くと計算したのだ。
さまざまな社会的圧力から弁護をしぶしぶ引き受けるパチーノだが…

本筋はこれだけ。本筋が語られるのは2時間の映画の冒頭と終盤
だけで、あとは弁護士の毎日のドタバタ(相棒の弁護士が突然
イカレてしまったり、仲良しの判事のヘリで遊覧飛行して墜落
しそうになったり)が淡々と綴られるだけだ。

クライマックスもハチャメチャ(当時の流行語)だし、幕切れも
ずっしり胸に迫る…というよりは皮肉な笑いで軽妙に落としている。
わしは社会派ドラマというよりはブラックコメディとして見たな。

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