Who watches WATCHMEN?

Posted at : 2009年 / 03月 / 19日


つーことで試写会行ってきました待望の『ウォッチメン』。

原作は、フランク・ミラーの『ダークナイト・リターンズ』とともに
アメコミの歴史を大きく変えたと言われるアラン・ムーアの傑作。
これをほぼ忠実に映像化というフレコミだったんだけど、なにしろ
壮大かつ極めて重層的な、「アメリカンヒーローを主題にした現代文学」
と言ってもいいほどの作品だけに、どのくらい忠実なのかに興味は
注がれるところ。

結論から言いますと、実に忠実でありました。忠実すぎるほどに。

愛国心のためならどんな残虐な行為も厭わない右翼ヒーロー
「コメディアン」。
凄惨な生い立ちから、犯罪者に血の制裁を下す処刑人となった
「ロールシャッハ」。
スーパーヒーローを引退、実業家に転身し世界一の富豪になった
「オジマンディアス」。
やはりヒーロー業を引退、ごく普通の中年男となった
「ナイトアウル」。
そして量子物理学の視野を持つ、生きながらにして神の能力を得た
「ドクター・マンハッタン」。

彼ら「ウォッチメン」たちの複雑に絡み合う人生、愛憎、そして
世界に究極の平和をもたらすための巨大な陰謀。これだけでも
2時間程度ではとても足りない情報量なのだけれど、随所に
過去から未来という時間の概念を超越した量子論的世界に生きる
ドクター・マンハッタンの視点が入るものだから、これがハナシを
すこぶるヤヤコシクする。

わしのように原書も翻訳版も繰り返し読んだという原作フリーク
以外には、多分3時間近い長尺含め、ついてこれない世界だとは
思うっす。

仮面のヒーローが主人公でありながら、胸のすく痛快なアクション
映画ではないというのも、一般客がとまどう要因になるでしょうな。
いやこれでも、映画向けにカッコいい立ち回りシーンはずいぶん
追加してあるんですよ。原作はぶっちゃけもっと地味ですから。

原作以上といえば、残虐シーンも原作よりハーコーになってたのは
びっくりしたなあ。どうせR-15指定付いちゃうし、やるならとことん
やっちゃうかって感じです。ロールシャッハ絡みのところは特に。
スプラッタ苦手な方は要注意ですよ。

長い映画なんですが、これでも原作のサブプロットは大幅に削って
ますからオソロシイ。左翼と右翼二つの新聞記事とか、路上の
新聞売りのオッサンとマンガばっかり読んでる少年のドラマとか
(さらに少年の読んでるマンガの中身まで劇中劇になっててこれが
面白いんだ!)。DVDでは4時間になってもいいから、完全版
見たいなあ。

現代に翻案しろよ、という偉いさんの横やりつっぱねて、原作通り
1985年の世界を描いたザック・スナイダー監督は偉かったと思います
が、やっぱり当時のヒリヒリするような冷戦の恐怖が伝わってこない
のが痛い。これが基盤にないと、成立しない物語だから。

まとめますと、原作好きな人なら劇場行ってDVDも買ってお祭り騒ぎ。
原作知らない、アメコミの歴史のイロハも知らないという人は
多分ムリ。
です。


あと関係ない仕事のハナシ。

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おもしろ新製品多数

Posted at : 2009年 / 03月 / 19日
なんか昨日付のデジカメWatchは、面白い新製品がどかんと紹介されて
ますなあ。

まずはトキナーが久しぶりに新カテゴリーを切り開きそうなズーム
「AT-X 16.5-135 DX」


35mm換算で約25mm〜200mm(F3.5〜5.6)と、最近の高倍率ズームには
少々及ばないけど、手頃な大きさがヨイですね。描写もタムロンの
24-135mmくらい鮮鋭ならニーズはありそ。お値段も定価8万4千円と
高倍率ズーム並みなので、これはかなりの描写力がないとね。
実写が楽しみ。

お次。
クリップオンストロボをリングストロボに変換する珍奇アイテム
「オービス・リングフラッシュ」。


写真を見る限り、フラッシュは手持ちしてなきゃいけないみたい。
本格マクロをする人にはあかんぽいけど、ちょっとポートレートに
使ってみたい、部屋でちょっとしたブツ撮りしたいって向きには
いいかも。フラッシュにも三脚穴付きのスタンドが付属してる
ものがあるので、それをうまいこと使うと三脚やライトスタンドが
利用できそうですな。なにより専用リングストロボより光量が
多そうなのが萌え。ただ2万3100円というお値段はビミョー。
もちっとお安くなりません?

最後もストロボ関連。
モノブロック的にもグリップストロボ的にも使える大光量
ポータブルフラッシュ「トキスターe-Z Flash BP2.0」


カメラとの対比を見るとそんなにバカでかくはないですな。
カメラバッグにも収まりそう。GN72(ISO200)ってことは、
ISO100なら31? それほど大光量ってわけでもないですなあ。
わしの持ってる古いストロボットPE-381SGですらGN38だぞ。
なんとなくイキフン的には昔の超大光量ストロボ・ミニカムとかを
思い出させたりしますが。手持ちできるバッテリー式モノブロック、
と考えればいいのかな。

昔の大光量グリップストロボは外付けバッテリーが高価な使い捨て
積層バッテリーだったり、ランニングコストのかかる単1、単2
アルカリバッテリーを使用しましたが、こいつは充電式リチウム
イオンバッテリー使用というのがキモですな。

いや、今時どこに需要があるのかよくわかりませんが、
わしは好きです。こういう機材。

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