昭和ちびっこ広告手帳

Posted at : 2009年 / 11月 / 06日


少し前にラジオでライムスター宇多丸が激賞していた文庫本。
文庫本といっても上質紙でオールカラー印刷、部数もそんなには
出ない本だから、一冊1200円もします。いや、最近はこのくらいする
文庫は珍しくないですね・・・

しかももともとハードカバーで出た本で、それは一冊5千円くらい
したそうなので、それに較べたらずっとお求めやすいです。

タイトル通り、昭和の少年少女向け雑誌(主にマンガ雑誌)に
掲載されていた広告を集めた本です。欧米と違い、日本では省みら
れることが少ない古い広告を集めに集め、デジタル化して後世に
残そうという趣旨のもと始まったプロジェクトの果実だそうで、
原板の収集から、デジタル化作業(担当した印刷所のオペレーター
さんからのコメントまで収録されてます!)、掲載に当たって
関係各位への許可を求めたりと、出版には大変なご苦労があった
ようです。

しかしそのおかげで、ただでさえ印刷のよくない当時の原版の、
破損や経年褪色を徹底的に修正した、素晴らしい印刷になってます
(またプライバシー保護の観点から、当時掲載されていた電話番号
は数字がすべて「0」に置き換えられてます)。

個人的にも、最近とみに昭和の広告写真、それも賞を取るような
トンガったやつじゃなく、雑誌にふつーに載ってたようなしょぼい
平凡なやつに凄く興味があって、ネットにあるのを拾ったりして
ました。そんなわしにはナミダちょちょぎれの二冊です。

昭和40年代くらいの、独特のくすんだ色合いのホリゾントで
撮られた、彩度の悪い商品写真とかが、わし大好きなんです。
そーゆー意味ではこの本、一日眺めてても飽きません。ただ、
前述のように子供雑誌からの掲載が主ですので、お菓子類や
おもちゃの広告がほとんどで、もうちょっと家電関係の広告も
あったらなあと思います。

ちなみにラジオで宇多丸が「パンチラじゃねーか!」と笑っていた
カメラの広告は、当時全盛だったコダック・インスタマチック
(現在は規格自体が消滅)カメラのものでした。コダックほどの
世界的大企業の広告に、小学生のパンモロ写真が使われている
というのも時代ですなあ( ̄▽ ̄)


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