『つぼみ Vol.6』

Posted at : 2010年 / 05月 / 14日


このところ、男の娘エロマンガを買い込んだり、ますます読むマンガが
偏っております。原稿が一段落したので、『つぼみ』の6号も買って
きました…って、わし5号買ってなかったことに今気づきましたよ。
ジュンク堂にはもうなかったので、急いでアマゾンでポチりました。

創刊以来しっとり系の表紙が続いてましたが、今回は色彩がポップですね。
さすがに6号目となると、作家陣の顔ぶれも編集方針もカッチリと
固まってきまして、全体としてクォリティにブレがないですね。
創刊号から質の高いアンソロでしたが、いよいよ熟してきました。

巻頭は大朋めがね。高校を舞台にした直球百合ドラマ。5話連続の
長編になるそうで、楽しみです。もともと達者な作家さんですが、
創刊号の頃と較べると、見違えるようにペンタッチが丁寧でキレイに
なりました。

玄鉄御大については、ノーコメント。

鈴木有希子『キャンディ』第2話は正調少女マンガの香り。
ただそれゆえ、対象になる女の子のキャラが、男子でも成立する
ムードでありまして(少女マンガに登場する男子は、概して男女
どちらでもない中性生物)、百合マンガとしては個人的に今いち。

きぎたつみ『ロンサム・エコー』上編は、音楽学校の新米教師と、
謎めいたバイオリン少女の不思議な出会い。どちらもキャラの
描き出し方が鮮やかでけっこうです。

天野シロ『あこがレディをもみタイム』は軽快なコメディ。男子
アレルギーのヒロインがようやく見つけた天職エステティシャン。
はじめての研修で、憧れの美人先輩の素肌にドキドキ。カラリとして
テンポのいいギャグセンスと、密室の「うすらエロい」ムードが
実にイイです。個人的に今号ナンバー1。いい人呼んできましたね。
画力も実力派。

個人的にこのシリーズのエースと見てます水谷フーカ『はみだし
音楽隊』は、キラキラした青春マンガとしては逸品なのですが、
メインキャラ四人のうち二人が中性キャラなので、百合萌え度は
過去作品に較べやや落ちます。ほんと構成は上手い人ですけど。

関谷あさみ『無限遠点』はヤマなしオチなし。でも関西弁少女カワユス。

メジャーどころで名を知られた犬上すくね『はさみとゆび』は、
美容師のお姉さんと純情少女のファーストコンタクト。良くも
悪くもこなれすぎていて印象なし。

カサハラテツロー『タンデムLOVER』第2話。ロボットパイロット
(整備士?)候補生の百合。独特の画風に魅力はあるものの、
キャラクターにはさほど魅力なし。

コダマナオコ『レンアイマンガ』は、バリバリオサレなマンガ編集者と、
売れっ子だけど内気でダサくて人づきあいがダメな少女マンガ家の
出会いを描く。百合ラブ要素はゼロですが、ストーリーで読ませます。
これはこれでアリ。

藤が丘ユミチ『エンドレスルーム』は、設定も絵柄もクセありすぎて、
わしはダメでした。

縞野やえ『ダーリンダーリン』。これもキャラの一方が疑似男子ぽくて
好きになれませんでした。

矢直ちなみ『いっしょにかえろう』は「まんがタイム」から出張
4コマ。

青木俊直『SWEET LIPS』は掌編ですが、絵柄が繊細でカワイイです。

磯本つよし『ガールズライド』第2話は、バイク少女の百合。
しっかりした画力、趣味に走り過ぎず丁寧なディティール描写に好感。

森永みるく御大『ひみつのレシピ』第5話は、ページ数足りないのか
ゴチャついた印象。ていうか百合成分薄すぎ。いつもながらやっつけ
感が強いです。

ナヲコ『プライベートレッスン』第3話。ピアノレッスンを通じて
仲良すぎの従姉妹百合ップルの間に、謎の美女登場。どうなる次号。

シメはいつもどおり吉富昭仁『しまいずむ』。プチロリエロから
脱力ギャグにうまいこと舵が切れてて、今回は面白かったです。


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