『ザ・バンク−堕ちた巨像−』

Posted at : 2010年 / 05月 / 16日


スターチャンネルプラスで。
おもしろかったなあ。
ベルリン、ミラノ、ニューヨーク、イスタンブールを股に掛ける
久しぶりに本格的な国際謀略サスペンス。

ルクセンブルクに本社を置く総資産額世界第五位の超巨大銀行IBBC。
この銀行は、マフィアの資金洗浄に関わっているだけでなく、中東
への大規模な兵器密輸を行っている容疑があった。

インターポールの捜査官サリンジャー(クライヴ・オーウェン)は、
スコットランドヤード時代からこの銀行の闇を追い続けていたが、
常にあと一歩のところで煮え湯を呑まされていた。世界中の軍や
政治家や諜報機関とも通じるIBBCの権力はあまりに大きく、その
本丸を落とすのは容易ではなかった。

今もニューヨーク地検の美人検事(ナオミ・ワッツ)とともに、
喉元まで迫る捜査を続けているが、証人になりそうな重要人物が、
目の前で次々に消されていく……

派手なシーンは少ないんですが、怪物のような闇の巨大権力に
じわじわと迫っていくサスペンスフルな展開は、『フレンチ・
コネクション』を思わせます。主人公のどこか虚無的で無力感の
漂う雰囲気も、あの名作を思わせるひんやりした感覚があります。

クライマックスは、ニューヨーク・グッゲンハイム美術館を
舞台にした大銃撃戦。名高い吹き抜けの螺旋回廊、その純白の
壁や天井が、マシンガンの銃弾で穴だらけになっていくシーンは
かなりの迫力(CG技術万歳です)。撃たれた傷からじゅくじゅくと
血が出てくる描写はリアルで実に痛そうでもあります。

クライヴ・オーウェンとナオミ・ワッツという、純ハリウッドでは
微妙な映画が多い二人ですが、いい映画出てますよね、なにげに。


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