『ランド・オブ・ザ・デッド』@スタチャ

Posted at : 2007年 / 01月 / 25日


思ったより面白かったなあ『ランド・オブ・ザ・デッド』

さすがゾンビ映画のオリジネイターロメロ先生というか。
少なくとも最近作られたゾンビ映画の中ではいちばんマトモ。
ああやっぱりロメロは60'sスピリットの人なんだなあ。
だってあの階級社会観。金持ちジジイの作った世界なんか
俺たちがぶっ壊しちゃおうぜ、というアナーキーな60-70's
のタマシイを、この21世紀に直球でぶつけてくるんだよ。
金持ちだけみんな食われちゃうんだもん。好きだなあ。

進化したゾンビ(目覚めた、というべきか)のリーダーが
黒人のガソリンスタンドのオヤジだなんてのはモロ過ぎて
ちょっと気恥ずかしいくらいだし。「いつかは上流階級に!」
というケチな野心を踏みにじられ、シティの崩壊を引き起こす
小悪党チョロ(ジョン・レグイザモ)の哀しい末路なんか、
モロにアメリカンニューシネマか東映アクションの世界じゃん!
川谷拓三っぽいよなんか。デニス・ホッパーは金子信雄か。

まあそれだけに、主人公がいささか殺伐さに欠ける甘ったるい
二枚目だったり、こいつが花火を打ち上げながら陽気に旅立って
いくエンディングにはどうにも閉口させられたけれども。
やっぱゾンビ映画の終幕ってのは、「今日は助かった。でも
明日生き延びられるかはわからない」という切ない虚無感が
漂ってないとね。

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