板橋の武器武具

Posted at : 2013年 / 04月 / 29日
板橋区立郷土資料館の企画展「板橋の武器武具」見て来ました。


展示前文によると、板橋区は江戸時代ずーっと農地で武家屋敷が
あんまりなくて、中世期の城跡はあるもののその記録もあまり
残っていないという、古武器にはガッカリするほど縁の薄い
土地柄だったみたいです。戦後GHQに大量接収された個人所蔵の
刀剣類が、日本政府の尽力によって投棄を免れて返還された時、
保管場所になっていたのが北区赤羽で、この「赤羽刀」のうち
もとの所有者が不明なものが希望する自治体に払い下げられた
んだそうです。今回展示されているものは、そのとき板橋区が
譲り受けたものがメインだとか。


「一部を除き、ストロボ無しなら撮影OKです」と嬉しい一文が。
てことでちょっと撮ってきました。まあ展示点数も少ないですし、
ちゃんとした歴史博物館の展示と較べると非常にささやかですが。




十字槍の穂先。最初ミニチュアかと思ったくらい小さいです。


捕物道具。


加賀藩麒麟蒔絵紋五枚胴具足。
現在も板橋区内に「加賀」という地名が残ってます(けっこうな
高級住宅地です)が、加賀藩の広大な大名屋敷の跡地だそうです。

まあ見応え的にはたいしたものではありませんが、入場無料
ですし、今日みたいに最高の気候の日に、ポタリングついでに
見てくるのには悪くないイベントでした( ̄▽ ̄)


あっ、3年前のエントリで「図録がなかった」と書いてしまいました
同所で行われた「板橋と光学vol.2」ですが、今日受付を見たら
売ってました! 当時見落としていたのか売り切れていたのか。
定価1300円とお安くはないですが、いやもう単なる展示品の図録に
とどまらず、読み物の充実ぶりがハンパないです。

元陸自武器学校・須川薫雄氏の『大日本帝国陸軍光学兵器物語』
(特に九七式狙撃銃の照準眼鏡(スコープ)についての詳細な
記述が面白い!)。

元トプコン取締役・白澤章茂氏による『トプコン一眼レフカメラの歴史』
(歴史をカラー図解にした見開きページも楽しいです。またやはり
3年前に「なんの機器に付けたのかよくわからない」と書いた謎の
超大口径レンズシムラー50mmF0.7はどうやら軍用暗視カメラに
使われた「らしい」そうです。当時多分最高機密だったんでしょう。
戦後まったく同じスペックのレンズが南極観測隊用として毎日
新聞社に納品されたそうですがどんなカメラに付けられたのか
書かれてませんでした)。

今は無きユニオン光学の歩みを同社元技師長が回想する
『ユニオン光学62年の軌跡』
(ユニオン光学については同社が発売した全顕微鏡・測定器の
リストが画像つきで掲載されていたり、一体どんなマニア向け
なのかまったくわからない超ヘヴィなページがすごい!)。

クラカメ解説でおなじみ萩谷剛氏の長文(国産一眼レフと旭
光学の歴史概説)もありますし、いやこれは1300円の値打ち
ありますわ( ̄▽ ̄)

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