『21世紀を夢見た日々・日本のSF50年』

Posted at : 2007年 / 10月 / 21日


教育テレビETV特集は日本SFの黎明期を支えた第一世代作家たちを
振り返る。ホスト役は小山薫堂と栗山千明様。キタ━(゚∀゚)━!!!!

まあ内容的には本筋を外さずけっこうだったんじゃないでしょうか。
しかし小松左京先生はだいぶ老け込んでらっしゃいましたなー。
石川喬司先生なんか口の端から泡出っ放しだしなあ。あと
平井和正先生はテレビアニメ草創期にSFとマンガの橋渡し役
としてフィーチャーされたが、コメント無かったのが残念。
テレビでライブ電波飛ばして欲しかったなあ・・・

あ、日本SF界の歴史をたどるなら、第一世代が自らの墓標を
打ち立てることになった怪作映画『さよならジュピター』
ぜひ取り上げて欲しかったところでした。原作者である小松
左京先生が自らプロジェクトリーダーとなり、日本SF界の
頭脳を結集して「日本発の本格SF映画を!」という旗印のもと
スタートした作品でありましたが、フタを開けてみたらなんとも
ピントのズレたエコロジーメッセージ(宇宙開発時代に沖縄で
ヒッピーがイルカの歌を歌って反宇宙開発を訴える)やら
緊迫感のまったく無い展開やらで、結局印象に残ったのは
ショボい特撮で三浦友和が無名ガイジン女優と無重力ファック
するシーンとユーミンの主題歌だけだったというアレです。

当時、実はSF界の作家や読者たちは蔓延する「エセSF」に対して
「あれは間違っている。科学的に正しくない」とやたらと
噛み付きまくっておりまして(80年代になってもまだまだ皆さん
軒昂でいらした)、ガンダムなんかにもけっこう悪口言ってた
もんでした。「なら、オレたちが作って見せてやるよ!」と
ついに御大たちが立ち上がった! で、出来上がったのが上記の
ようなクズだったもんで、日本SF界第一世代の権威は大失墜。

いや、アタクシもガキでしたが、製作中に小松先生がやっていた
メイキングトークライブなんか見物して、そらもう鼻息荒く
「今どんなに凄い映画を作っておるか」とご本人がおっしゃってる
のを聞いて、期待に玉袋パンパンにしてた一人でしたから、
もうね。まあブレーンストーミングの席で、高千穂遥先生が
ひとりでアツくプロレストークを始めてしまい話にならなかった
なんてエピソードもあったようですが・・・

思えば「SFブンガク」と「アニメ・マンガ・トクサツ」の溝が
なくなって、SF総ラノベ化が始まったのは、あの「ジュピター
事件」がきっかけだったような気がしてなりませんが、それは
番組とは全く関係ないハナシ。

個人的には栗山千明様のアキバ探検のところだけ見られれば
よかったんですが。ハイ。



ちなみに今日のアキバ。


なんかでっかいシネカメラ抱えたチームが・・・


(EOS KDN + EF35mmF2)

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