『スモーキン・エース』

Posted at : 2008年 / 03月 / 23日


いやー面白かったなあ。
最近の映画の中では『ソードフィッシュ』以来のブッ飛んで
クールなアクション映画だった。

マフィアのボスを張っていたFBIが、ある男の暗殺計画を傍受する。
組織を裏切って証人になろうとしているベガスの人気マジシャン、
エース・イズラエル。マフィアのシンパでヤク中のクソ野郎だ。

たちまちウワサが暗黒街に駆け巡り、腕に覚えの殺し屋たちが
カネの匂いに釣られて集まってくる。冷酷なテロと拷問のプロ、
対戦車ライフルを引っさげたレズ女コンビ、斧とチェーンソーで
武装したキチガイ三兄弟などなど、キャラ立ち過ぎの変態どもが、
続々とエースの隠れた高級ホテルに終結していく。さらにエース
本人の取り巻きにも疑心暗鬼が渦巻き、キナ臭いムード。

担当の捜査官がホテルに駆けつけた瞬間、そこは修羅の巷と化す。
バーレットM82A1で隣のビルから狙撃されて吹き飛ぶ人間なんて
最近のハリウッド映画で見られるとは思わなかったなあ。

スタイリッシュな映像とよく組み立てられた台本が素晴らしい。
緊張が爆発するまでのエレベーターの使い方、ラストで明かされる
意外なオチなども見ごたえたっぷりだ。

作品全体に流れる乾いたニヒリズムと血みどろの残虐性は70年代
ペキンパー映画や、そこから派生した同世代のゴアなアクション
映画を思い出させるが、エンディングの原色イラスト化された
キャストクレジットがその雰囲気にトドメを刺す。バックの曲も
その頃のファンクっぽいグルーヴですごくカッコイイのだ。


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