ニコンFG、そろそろ寿命?

Posted at : 2006年 / 09月 / 25日


撮影用というより手慰み用に、ニコンのマニュアル機を
3台ばかり持っているのだけど、新品で買ったマトモな
のはFM2/Tくらい。後はどれも80年代の中古。

画像のFGはまだ新宿東口に大きな店舗を構えてた頃の
カメラのきむらで購入。1万6千円くらいだったか。
外観はあんまりよくなかったけど完動品。
「ジャギューン!」というあまり品の良くないモードラ
の音とか、リターンした時のミラーの揺れとかも含めて
なかなかかわゆいカメラだ。エントリー機だけど、
なにげにニコン初のプログラムAE搭載機だったりもする。

で、これを久しぶりに手に取ったら、露出計がおかしい。
LED指針が1/125と1/250を指して点滅したまま動かないのだ。

うーむ、古いし安いカメラだから、さすがに寿命がきたか。
と諦め半分で弄っていたら、時々ハッと目が醒めたように
指針が動くことに気付いた。巻き上げレバーに触った時に
どーも反応があるみたい。

ご案内のようにFGは巻上げレバーとレリーズとシャッター
ダイアルが同軸にある。他のニコンと違ってここに露出計と
連動する電気接点があるっぽい。といって分解するガッツは
ないので、隙間に接点復活剤をそーっと流し込んでみた。

ビンゴ!

見事甦りました露出計。
ただしシャッターにはやはり機械的ガタが来ているようで、
絞り優先で撮っても時々あからさまに低速があやしい。
プログラムは全くダメで、絞りは最小になったまんま、
シャッター速度もメチャクチャ(メーターはちゃんと
測っているんだけど)。まあもともと小道具のつもりで
買ったものなので、あまり気にしないけれど。

何はなくともFM2/Tさえあれば、ジオンはあと10年は戦える!

デジカメの凄い商品サイクルを追うのがふっと
怖くなった時、そんな戯言を言いながら古いニコンを
いじるのがわしの精神衛生維持方法だったりする。



今日の蛇足。
日本映画界の重鎮・丹波哲郎さんが今日亡くなりましたなあ。
先日買った新東宝のポスター集にも、若き日の凛々しいお姿が
幾つも掲載されていたっけ。その本によると、70年代になって
新東宝のエログロ映画がテレビで流されることになった時、
他の役者たちが映画の下世話さを恥じてみんな放映を渋る中、
丹波さんだけは自若としてこれを是としたそうな。
後年、大作に登場しては大演説をぶったので「演説俳優」と
呼ばれたり、大霊界にハマってトンデモ映画を乱発したりして、
日本映画をしょって立つ大物になってからも、ある意味新東宝的
エグ味を失わぬ一代の大映画スタアであり続けた姿にあらためて

合掌。

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