『サンシャイン 2057』

Posted at : 2008年 / 06月 / 22日


例によってスターチャンネルで。
全然期待しないで見たダニー・ボイル監督の『サンシャイン2057』
意外と見られるハードSFだったんでビックリ。

いや、近未来に太陽エネルギーが減衰しちゃったんで、核爆弾
ぶっこんで再生しようって基礎設定はなんだかなあなんだけど、
そこに至るまでストーリーが暗くってハードでイイのだ。

太陽に接近したある地点で、メンバーは八年前に行方を絶った
先発隊の宇宙船を発見。乗員は全員死んでるだろうけど、
核物質は多い方がいいや、とランデブーを試みる。ところが
航法担当のボンクラのポカミスで(予定外の重要作業を一人で
やらすなや)船体に重大なダメージが。

船長(真田裕之)の犠牲でどうにか危機を乗り切るも、さらに
次々と起こるトラブル。一人また一人と死んでいくクルーたち。
何者かの妨害か? だとすれば一体誰の?

太陽の至近距離という超極限状況下における想定外のトラブルは
乗員の生還率をたちどころにゼロにしてしまう。しかし人類の
ため、死んでもミッションだけは成功させなくてはならない。
物語の中盤で「もう誰も還れない」ということがハッキリして
しまう絶望的シチュエーション。目的地まで酸素をもたせるため
誰か仲間を殺さなくてはいけない「冷たい方程式」。70年代の
ハードSF小説のようなペシミスティックな雰囲気が萌えるのだ。

思いの外セットや特撮にもおカネかかってて貧乏くささがないし、
ボイル監督らしいオサレでキレのありすぎる演出も(ところどころ
キャラの行動を判りにくくはしているが)画面に目を引きつける。

ただまあ、終盤に判明するトラブルの元凶の正体は…うーん。
もうちょっと説明が欲しかったなあ。


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