『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』

Posted at : 2010年 / 10月 / 31日

ずっと見忘れてた!てことでスターチャンネルプラスで( ̄▽ ̄)

しょーじき、「どれも悪くないけどイマイチ」だった『X-MEN』
トリロジーですが、スピンオフのこれ、アクションの迫力だけなら
ピカイチですな。ひじょーにスケールがデカい。このギャヴィン・
フッド監督が全部撮ったらよかったのに。

特にオプティック・ブラストの描写がイイ!
旧トリロジーでもアニメ版でも、サイクのブラストはなぜか物理的
「圧力」として描かれることが多く、標的をぼいーんとふっとばす
ことはできるんですが、溶解切断する「熱線」として描かれることが
ほとんどありませんでした。ところが本作では学校の校舎を切断し、
原発の冷却塔をコマギレにする大破壊ぶり。ここ、お気に入り!

プロフェッサーXと出会う前のスリム・サマーズ少年に、キザな
ギャンブラー・ガンビット、そしてラストの強敵にはデッドプール
登場と、新旧キャラがほどよくちりばめられてるのもよかったなー。



ついでなので昨日見た『フォース・カインド』も。

今時マジっすか、というアブダクションもの。
75年のテレビ映画『UFOとの遭遇』(『未知との遭遇』ではない)
以来、手垢つきまくりのネタですが、「実際の記録映像」という
ふれこみのビデオ映像と再現ドラマを組み合わせたドキュドラマ
手法で、宇宙人やUFOを見せずに、あくまでも「恐怖」を主眼に
描いたコンセプトが新鮮でした。

まあ上映直後に「実際の映像」が全部捏造で、データも全部ウソ
というのがバレちゃってましたけど。そもそも本作のキーになって
いる逆行催眠では、実際はマトモなことは何一つわからないという
のはもはや常識なわけで、その時点でリアリティは破綻しちゃってます。

とはいえ当節UFO映画は貴重なので、とても楽しんで見ました。
ビデオに記録されてた「宇宙人のシュメール語」もなかなかキモチ
悪くてよかったです( ̄▽ ̄)




それにしても、今日もよかったなあハトプリは。

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『キックアス』見た

Posted at : 2010年 / 09月 / 17日

「映画秘宝」も絶賛、ウルトラバイオレンスアンチヒーローアクション
コメディ『キックアス』。見てきました、@したまちコメディ映画祭
(浅草公会堂)。映画秘宝まつり前夜祭作品ですね。

主人公はスーパーヒーローに憧れるごくふつうの男子高校生。
もちろん超能力なんか持ってません。それどころか体育もダメ、
ケンカは弱い、女子にはモテず、三度のメシよりオナニー好き、
趣味はコミックブックという、典型的なわしらの仲間、童貞
ヲタク少年です。

ただ、この世界にヒーローはいないのに悪党はいて、みんながそれを
見て見ぬふりしているのがどうしても納得できない少年は、通販で
買った全身タイツを着て、「僕がヒーローになろう」と決意します。
自称ヒーロー「キックアス」の誕生です。

もちろん怪力も超能力もない彼は、チンピラに挑みかかるも、
あっさりナイフで刺され車に撥ねられ、ふつうに半殺しの目に。
しかし手術で全身の骨を鉄板で補強され、ちょっとだけ体が
頑丈になって戻ってきます。

もちろんまだ超人というにはほど遠いのですが、なぜかクラスの
美少女にゲイと勘違いされて仲良くなったり、ズタボロになり
ながらもチンピラのケンカを体を張って止めているところをYou
Tubeにアップされて全米の話題になったり、ちょっとずつ彼の
「ヒーロー生活」は上向いていきます。

そんなとき、彼は危険なジャンキーの巣窟に出向くことに。
今度はチンピラではなく、ガチのギャングです。少年の命は
まさに風前の灯火。そこへ突如現れたのは、ゲルググみたいな
両刃ナギナタを持った仮面の少女(推定11歳)! たちまちの
うちに武装ギャング達をコマギレの肉片に変えてしまいます。

少女の名はヒットガール。父ビッグダディ(ニコラス・ケイジ)と
共にギャングと戦う・・・というよりギャング組織壊滅のために
殺戮を続けているロリータ処刑人です。キックアスと違って、
あらゆる戦闘と殺しの技術を身に着けた本物のスーパーヒロイン。
かくして少年ヒーロー・キックアスは、思いがけず街を支配する
巨大犯罪組織との戦いに巻き込まれていくのですが・・・

血しぶきがスクリーンに舞い散る過激な暴力描写、ブラックな
ギャグ、奇想天外なロリータヒロインと「秘宝」系映画ファン
にはたまらない要素がたっぷりの映画ですが、コメディかと思えば
沈痛なシーンも意外と多かったり(原作要素?)、やや脚本が
未整理なのは気になりました。まあ、ヒットガールたん萌えで
すべて許せちゃうんですけどね。クライマックス、悪の本拠地に
乗り込んで、ギャングどもを単身皆殺しにしていくシーンは最高。
すでに続編も製作開始だそうですが、完成の頃にはヒットガール
たんも育っちゃってるんだろうなあ(遠い目)。


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『ケビン・コスナー チョイス!』

Posted at : 2010年 / 08月 / 10日

いつものスターチャンネルプラスで( ̄▽ ̄)

ケビン・コスナー主演、2008年製作、日本未公開のコメディ
(コメディはどんなヒット作でも日本ではほとんど当たらないので
未公開が多いです)。期待しないで見たんですが、面白かったなあ。

時はまさに、アメリカ大統領選のクライマックス。再選を目指す現職
大統領(共和党)と、政権奪取を狙う民主党からの候補がしのぎを
削る激戦を繰り広げていた。

舞台はニューメキシコの小さな小さな田舎町。
コスナー演じるバドは、アル中の怠け者。嫁にも逃げられ、タマゴ
工場もクビになり、美人でしっかりした小学生の娘だけが人生の
救いという男。

で、このしっかり者の娘さん、「パパ、ちゃんと選挙に行かなきゃ
ダメよ。国民の義務なんだから」とバドと約束。もちろんバドは
投票日にも酔いつぶれて、投票所の前で寝こけている始末。
さいわい投票所は〆切寸前の時間。他に人はいないし、係の爺ちゃん
も居眠りしてるしで、娘さんがこっそりと代理投票…しようとした
ところで、ちょっとした偶然から電子投票機の電源が切れ、結局
投票はできずじまい。

さて開票・集計が始まると、これが歴史的激戦。なんとまったくの
同数得票。残るはニューメキシコのとある選挙区の、たった一票の
行方が、次期大統領を決するという展開に。そしてその一票とは
なんと、電子投票機の故障で無効票になっていた、バドのものと
判明!

それまで誰も名前すら知らなかった田舎町に、共和・民主両党の
選対本部、全世界のマスコミ、さらにありとあらゆる政治団体が
乗り込んでくる大騒ぎに。なにしろバド一人の票さえ獲れれば
合衆国大統領になれるわけで、現職大統領と対立候補、両陣営が
バドに対して歯の浮くようなおべっかと接待合戦を開始。

しかしバドは無教養でいーかげんな典型的なレッドネック。彼が
深く考えずに口にした言葉を真に受けて、政治信条も忘れて右往
左往する両候補のドタバタぶりが本作の見どころ。民主党候補は
「移民を追い出します!」と言い出せば、共和党候補は「ホモの
権利を認めます!」と言い出すやらで、もう無っ茶苦茶。

ただまあ、面白いのはここまでで、最後はにわかに社会意識に
目覚めたコスナーが「一票の意義」について演説ぶちはじめ
(ある意味実に「コスナー的展開」!)、両候補も政治家としての
本分に気づいて反省……という甘っちょろい幕切れです。
90年代の全盛期コスナーの映画が好きという人(ここだけの話、
わしは『JFK』はDVDで20回以上繰り返し見てますww)には
オススメ( ̄▽ ̄)今年5月に逝去したデニス・ホッパーの
遺作でもあります(民主党大統領候補役)。合掌。



あ、全然関係ありませんが、最近投げ売り品を続けざまに買って
いるエヴォリューショントイのエヴォスタンド、単体売りの奴が
ビックカメラでワゴンに入ってました。350円くらいだったかな。
ビスですぐ締められるとはいえ、やたらと関節が緩みやすいとか
パイプにヒビが入りやすいとか、色がうるさいとか、いろいろと
不評のアイテムですね。個人的にもあまり気に入ってません。
がんがれ。超がんがれエヴォリューショントイ。

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TV『スパルタカス』

Posted at : 2010年 / 08月 / 01日

スターチャンネルプラスで。
アメリカではペイチャンネルのみで放送され、驚異的高視聴率をあげた
というテレビシリーズの#1,2。いやー期待以上に面白かったです。

かのサム・ライミも製作者の一人として名を連ねる、ローマ時代の
史実を元にしたアクション叙事詩。

#1。属領トラキアの戦士としてローマ軍に召集された主人公。しかし
出世の亡者である将軍グラベルからことあるごとに差別的待遇を受け、
トラキア軍内には不満が蓄積。しかもグラベルは、にわかにトラキア
領防衛線を放棄し、手柄の大きな東方戦線へ移動を決定。このまま
では母国が蛮族に蹂躙されてしまうと、主人公たちは軍に造反、逃亡。
結果として軍務の大失態を演じ激怒したグラベルは、逃亡トラキア兵
を全員捕縛。コロッセオでの公開処刑に処すことに。首謀者である
主人公には四人の剣闘士が襲いかかる。しかし主人公は、激闘の末
四人の剣闘士を剣ひとふりで皆殺しにする。観客の大喝采を浴びた
主人公は処刑を免れ、奴隷剣闘士として命をながらえることになった。

#2。奴隷戦士スパルタカスの名を与えられ、剣闘士ディーラー・
バティアトゥスの預かりとなった主人公。剣闘士養成所での
地獄の訓練が彼を待つ。奴隷の名も、剣闘士の境遇も受け入れよう
としないスパルタカスだったが、グラベルによって奴隷として
売られていった愛する妻との再会を果たすため、彼はおのれの
すべてを捨てて、奴隷剣闘士として生きていく覚悟を決める。

まずアクション。すげえです。バイオレンスです。カッコイイです。
剣劇シーンではスプラッタ映画並みの血がしぶき、首や手足が
ぽんぽん飛びます。演出面でも止め画やスローモーションを
実に効果的に用い、スピーディでありながら、まるでコミックの
一コマを見るような独特のスタイルがあります。随所に往年の
名作アクション『ダークマン』を思い出させるカットがあり、この
あたりはライミの趣味がふんだんに盛り込まれている感じです。

お次はお色気。こちらもすげえです。どんくらいすげえかって
いうと、台詞のある女性キャラは全員おっぱい見せてくれます。
マジで。男女が二人きりになったら、もれなくセックスシーンが
始まります。これまた濃厚です。エキストラにも、無意味に
おっぱい出してる人がいます。剣闘士商人バティアトゥス
(『ハムナプトラ』でコミックリリーフ役であるヒロインの兄貴
やってたジョン・ハナ)が奥さんとよからぬ企みを語り合うシーン
があるんですが、それぞれ女奴隷にフェラチオさせたり手マン
させたりしながら喋ってるんですよ。エロ過ぎワロタ。
もちろん、もろもろあってR15指定です( ̄▽ ̄)

悪役であるグラベルを中心としたローマ帝国の政治的権謀術数。
スパルタカスの復讐劇と、剣闘士としての成長。テレビシリーズ
らしく、いくつもの要素が絡まり合いながら展開していく
シナリオも楽しめそうです。なんといってもエロと暴力! 男の
娯楽ですよこれは。すべての娯楽が女目線になってしまった
腑抜け国家日本では考えられないドラマです。これから毎週
ワクテカですよ!

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『紀元1年が、こんなんだったら!?』

Posted at : 2010年 / 07月 / 31日

スターチャンネルプラスで。
『ゴーストバスターズ』のハロルド・ライミスが監督したコメディ。

はるか昔。小さな村で、原始的な狩猟採集生活を送っている人々。
その中の一人ゼド(ジャック・ブラック)は、狩りもヘタクソ木の実
採りもできない性格はちゃらんぽらんのロクデナシ。ついには村の
最大のタブーである「知恵の木の実」を食べてしまう。

「うおお、アタマがよくなった気がする!」というゼドですが、
実際はボンクラなまんま。しかしタブーを破った罪で、村を追放
されてしまう。シニカルないじめられっ子の少年オー(童貞)と
ともに、ゼドはあてもない旅に出ることに。

世界の果てだと思っていた崖を越えて進むと、そこには農耕牧畜を
して暮らす人々の世界があった。そこでゼドとオーは、お調子者の
羊飼いカインが、弟のアベルを殺害する現場を目撃。そう、ゼド
たちがたどり着いたのは、旧約聖書の世界なんですな。

あやうくカインの共犯者にされそうになりながら、どうにか逃げ
出すゼドたち。

さらに大きな町にやってきたゼドたちは、そこで奴隷にされている
かつての村の仲間たちと再会。しかし助けだすつもりが、またまた
カインにだまされて自分たちも奴隷にされてしまいます。

どうにか自分たちだけ逃亡したゼドとオー。今度は荒野の真ん中で、
我が子をイケニエとして殺そうとしている老人と出会います。
アブラハムとイサクです。「俺は神の使いだ」とテキトーなことを
言ってイサクを助けるゼド。「こうして出会えた祝福として、今
すぐ割礼をしよう。これは神のお告げだ」と言い出すアブラハムに、
「ちんこの先っぽ切れなんて神さまの言う事聞けっかよ!!」
と吐き捨てて、またまた逃げ出すゼドたち。

今度は目的地があります。アブラハムに聞いた悪徳の都ソドムです。
「男は美食に肥え太り、女は淫らで誰とでもセックスする街」と
聞いて、行きたくない男がいましょうか(いやいない)。
かくしてゼドたちは、ソドムの門へとやってきたのですが…


全編おバカと下ネタ満載のおポンチコメディ。ライミス監督は
ユダヤ系なのに、聖書ネタとかよくやりますねえ。アブラハムが
「神はこの土地を我らヘブライの民に約束された…」というと
すかさずイサクが「他の人たちには伝え忘れたみたいだけど」
と突っ込むあたりは、イスラエル情勢へのチクリとした皮肉にも
聞こえます。

もっとも、ソドム到着以降は、結局悪い王様と神官長の圧政から、
ゼドが街を解放するというありがちな展開。『ライフ・オブ・
ブライアン』みたいに徹底的に聖書世界を茶化してふざけのめす
まではいかないあたりは、ちょっぴり残念。とりあえずライミス
監督には、『ゴーストバスターズ3』を面白く撮ってもらいたいなと。

吹替え版でブラックの声をアテたのは、芸達者声優の三宅健太さん。
高木渉さんもいいですけど、こちらもなかなかでした。こういう
アドリブの効く若い世代の声優さんがいると、吹替えがますます
楽しみになります。


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『ブッシュ』

Posted at : 2010年 / 07月 / 20日

スターチャンネルプラスで。
オリバー・ストーンの映画見るのは久しぶり。面白かったっす。

ジョージ・W・ブッシュ大統領の伝記映画。ストーン監督ならもっと
エキセントリックに演出するかなあと思いましたが、意外にも直球で、
就任当初から有名だった若い頃からのボンクラぶり(三十過ぎまで
親のスネカジリ、アル中、ほとんど定職についた経験ナシ)から、
にわかに政治家を志し、ついに合衆国大統領に就任するも、名高い
トンチンカンな質疑応答、涙ぐましいほどの教養のなさ、そして
イラク戦争の失敗を淡々と描きます。

アメリカでの公開時はまだ現役大統領でしたから、彼の人間性までは
批判していません。頭の悪い男ではあるが、基本的には世界がもっと
よくなることを目指した、「根は悪くない男」として描かれています。

もっとも、アル中治療をきっかけに、原理主義的福音派に傾倒して
いく様(パパ・ブッシュが「不気味な宗教団体」と吐き捨てる
場面もあります)、ディック・チェイニー(リチャード・ドレイ
ファス:超似てる!)やドナルド・ラムズフェルド(スコット・
グレン:これはあんまり似てません)らタカ派の側近たちに
踊らされていく様子は容赦がありません。日本でも有名だった
コンドリーサ・ライス(タンディ・ニュートン)と共に、イラク
侵攻直前に各国首脳に電話をかけまくる場面はいかにもさもありなん
という感じで笑ってしまいます。

わけてもドレイファス演じるチェイニーの妖怪的存在感は、この
映画のキモと言ってもいいでしょう(吹替えの田中信夫さんも
素晴らしい)。イラク侵攻前の戦略会議で、戦争の正当性に疑問を
捨てきれないパウエル国務長官に対し、「要するに石油が欲しい」
とズバリ本音をぶちまけるシーンは本作の白眉であります。

名優ジェームズ・クロムウェル演じるパパ・ブッシュの威厳も
映画の重要なポイントです(また妙に似てる)。アメリカ屈指の
名家の当主にして、偉大な大統領だった父から受ける失望と軽蔑を
克服することが、主人公ジュニアの生涯の目標であったとこの
映画は語ります。そして映画の終幕近く、彼が見る父の夢は、
絶望的な悪夢であります。

この映画はやはり、マイケル・ムーアの『華氏911』とセットで
見るべき映画ですね…と思ったらスターチャンネル、ブッシュ
映画祭を勝手に企画して、『華氏…』も放送だそうです。やるねw



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『第9地区』

Posted at : 2010年 / 06月 / 07日


久しぶりに映画館へ。『第9地区』@シネマロサ。

あーん期待でかすぎたのかなあ。全然面白くなかった。
つーか始めっからイライラしっぱなしだった。

ある日突然、南アの首都上空に降下した巨大な宇宙船。その中に
いたのは、「たくさんの」(ここが第1のイラッ・ポイント)
エイリアン難民。難民たちは宇宙船直下の地区に隔離され、
20年が過ぎた。「第9地区」と呼ばれたエイリアン地区は、巨大な
スラムと化していた……これが物語の舞台です。

主人公は、政府から第9地区の管理を委託されている多国籍企業
MNUに務める白人男性。嫁のコネで出世している、笑顔の卑屈な
典型的な小役人的人物です。開幕と同時に、エイリアンの強制移転
計画の責任者に任命されホクホク顔。エイリアンに対しては終始
何の同情心も持っていない。死のうが虐待されようがどうでも
いいのです。

ところが、この移転命令告知の作業中、うっかりエイリアンの
電池の汁的なものを浴びてしまい、肉体のエイリアン化が始まって
しまう。エイリアン遺伝子を持つ者は、エイリアンの超兵器を
使うことができるため、MNU社は主人公を商売のため標本にしよう
とする。必死に逃亡する主人公……というプロット。

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『ゾルタン★星人』

Posted at : 2010年 / 06月 / 04日


ゆうべ遅くにやっていた『ゾルタン★星人』、面白かったなあ、バカで。

10年前の映画なんですが、今年アメリカで大ヒットしたコメディ
『THE HUNGOVER』の元ネタと言われている作品です。

ボンクラ青年コンビ(アシュトン・カッチャーとショーン・ウィリアム
・スコット)がある朝目を覚ますが、昨夜のことを全く覚えていない。
冷蔵庫にはなぜかいっぱいのプリン。二人の彼女(双子)は電話で
激怒している。そして車がなくなっている。車を探してさまよう二人
ですが、彼らの前には「アタシの金返せ!」と怒り狂っているニュー
ハーフのストリッパーやら、「宇宙エネルギーを秘めた連続変形体を
渡せ」と言ってくる怪しいUFOカルトの面々やらが次々とやってきます。
さらには、どうも本物の宇宙人らしき美女軍団まで現れて……
このボンクラたち、果たしてゆうべ何をやらかしたのでしょうか?

ユルくてバカなギャグと下ネタ満載の能天気コメディでして、決して
質のいいお笑いではないんですが、アメリカ的なヲタクっぽさという
か童貞臭が嫌いになれない映画です。クライマックスのラスボス
「スーパー・ホット・ジャイアント・エイリアン」(半裸の巨大
ねーちゃん)とかもう最高。

双子のガールフレンドの片割れやってるのは『エレクトラ』の
ジェニファー・ガーナー。まだマッチョガールになる前で、とても
カワイイです。UFOカルトのメンバーとしてちょこっと出てくる女の
人は、『24』のクロエ役で有名になる前のメアリー・リン・ライスカブ
ですね。また80年代から『デッドリー・フレンド』だの『バッフィ
ザ・バンパイア・キラー』だのしょーもない映画にばかり出続けて
いるクリスティ・スワンソンが、このトシでまだティーンエイジャー
みたいな役で出てたりするあたりもたまりません。

ちなみに「ゾルタン」とは、作中出てくる、実家の納屋でUFOカルト
を主宰しているバカの名前で、ゾルタン星人なるエイリアンは登場
しません。念のためw



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『黒の船』

Posted at : 2010年 / 05月 / 17日


つーことでアマゾンで45%offになってます『ウォッチメン』コレクターズ
ボックスが届きました。

これ、何が楽しみだったかというと、特典ディスクに収録されている
短編アニメ『黒の船』。原作コミックの中で、劇中劇として読まれている
海賊コミックをアニメ化したもの。悪霊たちが乗り込んだ地獄の海賊船
「黒の船(ブラック・フレイター)」の恐怖を描く、冒険というより
ホラーに近いストーリーですね。原作では非常に印象的なインサートを
されている短編ですが、本筋とは無関係なので、映画版ではバッサリ
カットされている部分です。

『ウォッチメン』という映画自体が80年代にこだわった作品ですので、
このアニメも、わざと80年代のレトロなアニメっぽく仕上げてあり
ますね。韓国の会社に発注したのがいい結果につながっていると
言いますか。オチの演出が原作とちょっとだけ変えてありまして、
そこはちょっと安っぽかったな。エンドテーマ曲は、タイトルの
元になった『三文オペラ』からのもので、カッコイイですけどね。

もう1本収録されている映像は、85年に放送されたという設定の、
架空のテレビショー。75年に放送された、初代ナイトアウルこと
ホリス・メイスンのインタビューの再放送、というややこしい
設定です。番組のタイトルロゴや出演者のメイクも、それぞれの
時代をリアルに再現していて、なかなか見応えがあります。

間に挿入されるヴェイト社の香水のCMはオリジナルで制作された
ものでしょうが、これも80年代ぽくていいですねえ(予算の都合上
ややチープですが)。他のCMは、おそらく当時アメリカで実際に
流されていたもののようです。セイコーのデジタル時計のCF映像が
使われててビックリしますが、あれは多分70年代のものじゃないかな。
85年の番組という設定ですから、CMパートも80年代のものじゃないと
ヘンなんですが…

極めつけは、原作の第一章をそのままフラッシュアニメ化した
「モーションコミック」。フラッシュアニメといっても、やっぱり
プロの映画屋が演出するとすごいですね。台詞もサントラもついて
るし、思わず見入ってしまいました(ただし台詞は全部一人の俳優
さんが朗読してますので、女性キャラも男声です( ̄▽ ̄))

ウワサでは、アメリカだと4時間近い本編完全版DVDが出てるそうなん
ですが、日本では出ないんですかねえ……


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『パニッシャー: ウォー・ゾーン』

Posted at : 2010年 / 05月 / 17日


これまたスターチャンネルプラスで。

マーヴェルきっての暴力ヒーロー「パニッシャー」の映画化はこれで
3作目ですな。89年のドルフ・ラングレン版はコミックガン無視の
愚作、04年のトム・ジェーン版は21世紀にもこんな破綻した映画が
作れるという悪例として映画の教科書に載せたいほどの駄作でして、
これも期待しないで見たんですが、いや面白いじゃないですか。

脚本が二転三転して製作難航、ついには脚本家がクレジットから
名前削除を求める騒ぎがあった映画でありまして、ほぼ例外なく
そーゆー作品は、筋立てからして支離滅裂のクズ映画になってしまう
んですが、コレは前作(といってもストーリーのつながりはナシ)が
特級品のクズだったおかげで、実に得をしています。

ていうか
・そこそこお金かかってる
・全体的に映像がキレイ
・笑っちゃうほど人が死ぬ

この3点において、わし的にはこの映画は充分佳作です。

ドイツの女流監督レキシー・アレクサンダーの演出はスピード感と
キレがあるばかりでなく、「なにこれゾンビ映画?」と思うほど
血飛沫が飛び散り、肉体がズタボロに破壊されます。

冒頭、パニッシャーことフランク・キャッスルは、マフィアの宴に
乱入するのですが、いきなりブチ殺すのは車椅子に乗った老人の
ゴッドファーザーと、その妻らしき女です。ギャングに籍がある
限り、老人だろうと障害者だろうと女だろうと問答無用です。
情報を喋ったチンピラも、命乞いしたってムダです。屋上から
投げ落として柵に串刺しにし、まだ息があると見るや、その上に
飛び降りて首をへし折ります。もうムチャクチャです。

敵の設定もイイです。前作はジョン・トラボルタがワケのわからない
ボスをヤル気なく演じてましたが、今回はこないだ地上波でやった
『300』でスパルタの汚職議員やってたドミニク・ウエストが、
廃ガラスの処理機械に巻き込まれて顔がパズルみたいになってしまった
ギャング「ジグソウ」をいいテンションでやってます。中ボスに
あたるその弟は、格闘技の達人にして食人癖があるというド変態
キャラで、これまた最高!

クライマックスは、人質を救うべく、パニッシャーは完全武装した
ジグソウの部下数十人が待つビルに飛び込みます。ここでも期待を
裏切らず、大虐殺です。もうお腹一杯です。

レーティングのうるさいこの時勢、しかも大メジャーであるマーヴェル
公式原作の映画で、80年代スプラッター映画ばりの肉体破壊をやり
つくしたアレクサンダー監督、多分アタマおかしいですこの人。
しかしこの超暴力演出は、「パニッシャー」だからこそ許され、かつ
意味のあるものだったとわしは思います。最近のふぬけたアクション
映画にゲンナリしているスプラッター洗礼世代には実に痛快です。

脚本は難航した割にはそこそこまとまっていまして、気になったのは
クライマックス近辺の刑事たちの動きがゴチャついているところ
くらいです。あ、乱入したロシア・マフィアがほっぽりっぱなしなの
もちょっとアレでした。というか、脇役の刑事キャラ2人に、ともに
魅力がなかったのは、今後の監督の課題でしょう。

パニッシャー唯一の相棒の家で、年老いたお母さんが完全に痴呆に
なってて、終幕近くでそのお母さんが顔吹き飛ばされて死んでたり、
非常に人をイヤな気分にさせるいいセンスを持っている監督なので、
そのあたりは大いに伸ばしていただきたいものですハイ。光や色の
使い方などは冗談抜きでかなり上等ですし。


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